●●でビットコインATMが増加　エルサルバドルを上回る

ポーランドは1月27日に新たに10台のビットコインATMを設置し、同国では合計219台のATMが稼働している。これにより、ポーランドは世界で5番目に大きな仮想通貨ATMネットワークを持つ国となり、米国、カナダ、オーストラリア、スペインに次ぐ規模となった。

ポーランドは2024年10月から始まった4か月にわたる設置ラッシュで、合計24台の仮想通貨ATMを追加した。ビットコインATMレーダーによれば、カナダ、スペイン、オーストラリアも稼働中の仮想通貨ATMの数を増加させている。

エルサルバドルの停滞

米国とカナダが世界のビットコインATMネットワークで大きなシェアを占めている。一方、エルサルバドルはかつてビットコイン採用を支援するために215台のATMを設置し、2022年10月時点では仮想通貨設置で第3位だった。しかし同国はATMを増加させておらず、他の主要国とは違う傾向をみせている。

一方で、ポーランドは1月だけで12台のATMを設置しており、さらに多くの設置が月末までに予定されている。

仮想通貨ATMの役割

仮想通貨ATMは、ビットコイン採用に直接的な影響を与えるわけではないが、市民に対する草の根的な投資手段を提供し、銀行口座を持たない人々にサービスを提供する役割を果たしている。

規制当局は、仮想通貨ATMがマネーロンダリングやテロ資金供与に悪用される可能性を懸念しているが、それでも仮想通貨へのアクセスのための重要なインフラとして位置付けられている。

現在、約3万8100台の仮想通貨ATMが世界65か国で稼働しており、356のオペレーターによって運営されている。

Source: Rippleリップル）仮想通貨情報局