イーサ(ETH)価格が3000ドルを突破し、仮想通貨市場は「アルトシーズン」を迎えるのか、期待が高まっている。しかし、専門家の意見は割れているようだ。

2月21日時点で、ETH価格は一時3000ドルを超えて、22ヶ月ぶりの高値を記録した。3000ドル台を突破するのは、2022年4月以来となる。

この上昇を受け、多くの市場関係者は「ETH強気相場」の到来を予想している。中には、すでにアルトシーズンが到来したと主張する声もある。

アポロキャピタルのヘンリック・アンダーソン最高投資責任者は、コインテレグラフの取材に対し、「今後、アルトコインラリーを加速させる強力な要因がいくつか控えている」と指摘する。

具体的な要因として、アンダーソン氏は、イーサリアムのデンクンアップグレード、スケーリングソリューション「ブラスト」とリステーキングプラットフォーム「アイゲンレイヤー」のメインネット立ち上げなどを挙げた。

「イーサリアムは過去1年間、BTCに対してパフォーマンスが低迷していた。供給減少とPoS移行によるデフレ効果により、追いつく時期が来ているように感じられる」

コインベースのシニアエンジニアリングマネージャー、ユーガ・コーラー氏は、「ETH強気相場はアルトコインにとってベータ相場(個別銘柄の動きに連動して、市場全体の価格が変動すること)である」と指摘する。

一方、経済学者でトレーダーのミキブル・クリプト氏は6万人のフォロワーに対して、「3月は常にETHにとって強気な月であり、3000ドルは射程圏内にある。今回のアルトシーズンは巨大なものになる!」とツイートした

テクニカルアナリストのタイタン・オブ・クリプト氏は、ビットコイン(BTC)とETHを除いたアルトコインの時価総額チャートを公開し、ブレイクアウトを示唆している。

楽観視ばかりではない

しかし、10xリサーチの責任者、マルクス・ティーレン氏は、アルトシーズン到来を示す証拠は不足していると指摘する。

「アルトコインシーズン到来の憶測が飛び交っているが、現在の状況では十分な証拠がない。ビットコインのドミナンスは依然として51%と高く、優位な状況にある」

ティーレン氏によると、本格的なアルトシーズン到来には、「ビットコインのドミナンスが45%以下に持続的に低下する必要がある」という。

「ICOやDeFiの夏にみられたようなテーマ性のある上昇とは異なり、現在の上昇には分散型アプリケーションにおけるオンチェーン活動の増加ではなく、ビットコインETF投資の流入以外に明確な理由は見当たらない」

ティーレン氏は、最近のアルトコインラリーはすぐに勢いを失っており、リスク調整後リターンを考慮すると、ビットコイン投資の方が有利であると指摘する。

さらに、イーサリアムのモメンタムも、5月のETF承認の可能性に起因している可能性があり、分散型アプリケーションの活発化によるものではないと分析する。

「この強気相場は2025年まで続く可能性があり、その間、アルトコインは様々なラリーを試みるだろう」

2月20日、ブロックチェーン分析会社サンティメントは、10月から仮想通貨市場が動き始めて以来、「ほとんどの仮想通貨プロジェクトは、一部の遅れたアルトコインを除いて、中長期的な視点では平均的に利益を生み出している」と報告した。

しかし、同社は、時価総額対実現価値比率(MVRV)指標が「4ヶ月以上の上昇局面にある中で、新たなポジションの買い建てはリスクが高い」ことを示しており、市場全体が過熱気味であると警告している。

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参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/hopefuls-call-altseason-led-ether-rally-analysts 

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Source: Rippleリップル)仮想通貨情報局