仮想通貨取引所「Zaif」は2月20日、0円でビットコインを購入できるシステムの不具合が16日に発生したと発表した。
このトラブルの際に、2千兆円以上に相当する21億ビットコイン(BTC)をタダで手に入れたと名乗り出て、話題になっている投資家がいる。
BuzzFeed Newsはこの男性、麺屋銀次(メンメン)さんに話を聞いた。
■Zaifはサイトでお詫び
Zaifが公式サイトで発表した「16日に発生した異常値の表示に関するお詫びとご報告」によると、2月16日の17時40分から58分にかけ、
「簡単売買」の価格計算システムに不具合が起こり、7人の利用者が0円で仮想通貨を購入。
一部利用者が購入した仮想通貨を取引所で売り注文に出したため、取引板に「異常な数値」が表示されたという。
メンメンさんはこの時、トップ画面の「BTCを買う」「BTCを売る」という表示が0円になっていることに気づき、デビットカードを使った簡単売買で21億BTCを購入した。
PCなどハードウェア周りの仕事やソフトウェアのセールスをしていた経験から、「9割方バグだろう」といぶかりつつもクリックした。
■「笑っちゃいました」
「試しに100億BTCを入れるとエラーになって、10億BTCにしたら通った。それで金額を上げて、21億BTCにしました」
「買った後、そのまま時価総額に数字が反映されたからビックリして。正直、ハァ!?って笑っちゃいましたね」
購入後の時価総額は2246兆3805億円。今年度の日本の一般会計の歳出総額が97兆円あまりだから、実に国家予算20年分以上にあたる天文学的な数字だ。
そもそも、ビットコインは発行上限が2100万BTCと決められており、「21億BTC」という金額自体があり得ない。メンメンさんは、購入時点ではそのことを知らなかったという。
購入したはいいものの、実際に使うことはできるのか。確かめるために、21億BTCのうち20億BTCの売り注文を出した。
ビットコイン2千兆円男がZaifに苦言 「怒りというより呆れています」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180222-00010000-bfj-sci&p=2
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Source: 仮想通貨ニュース まとめ速報