ビットコイン（BTC）のマイニング事業者は、4月の半減期イベントを経て収益が14か月ぶりの低水準に落ち込んだにもかかわらず、「降伏」の兆しを見せていない。
クリプトクアントのキ・ヨンジュCEOは4月30日の投稿で、収益が半減期後の水準に下がったビットコインマイニング事業者は、コストを賄うために2つの選択肢–降伏するかビットコイン価格の上昇を待つか–のどちらかに直面していると指摘した。「現在、彼らには2つの選択肢がある。1つは降伏、もう1つはBTC価格の上昇を待つことだ」。
マイニング事業者からの売り圧力を見積もる指標である365日プエル・マルチプル・チャートを引用し、キ・ヨンジュ氏は「今のところ」マイニング事業者には降伏の兆しを見せていないと語った。
キ・ヨンジュ氏の分析は、最近の仮想通貨価格の下落がマイニング事業者の降伏に対する懸念を引き起こしている中で行われた。
ビットコインマイニング事業者の収益は、半減期直後に急上昇した。希少なサトシへの需要やルーンズプロトコルの熱心な参加者が、4月20日の半減期後にマイニングされた最初のブロックに高額の手数料を支払っていたためだ。しかし、この新しいビットコインベースの資産への関心は、仮想通貨市場全体の価格行動の停滞により、足元では減少している。
「マイニング事業者は半減期後にビットコイン価格が上昇したことで一時的な猶予を得たが、現在のBTCスポット価格が彼らに不利に動いているため、収益は大きく圧迫されている」とザ・ビットコイン・レイヤーは4月30日の投稿で指摘した。
「利益がこれほど圧迫されている中、マイニング事業者の降伏リスクは高まっている。もしビットコイン価格が今後数日間にわたって下方調整が続き、それが数週間にわたる状況になれば、大手マイニング事業者は自らをヘッジするために大量のビットコインを売却するリスクに直面する」。
注目すべきは、ハッシュレートインデックスのデータによると、ビットコインのハッシュ価格（1テラハッシュのハッシュパワーあたりの1日の期待価値）が半減期後のピークから74％減の46.55ドルと、史上最低に落ち込んでいることだ。
現在のビットコイン価格は6万400ドルで、3月14日の史上最高値7万3700ドルから18％下落している同様に、2番目に大きな仮想通貨であるイーサリアムも、3月12日の年間最高値4070ドルから26％下落している。
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Source: Rippleリップル）仮想通貨情報局
