フィデリティは3月27日、米国証券取引委員会(SEC)にイーサ現物上場投資信託(ETF)のS-1申請を行った。以前の申請通り、このETFはフィデリティに保有するETHの一部をステーキングするオプションを提供する。
この資産運用大手によるETFは、Cboe BZX取引所で取引される。スポンサーであるFDファンズマネジメントと提携したフィデリティデジタルアセットサービスが、信託のETHのカストディ業務を行う。
信託(ファンド)は、1つ以上のステーキングインフラプロバイダーを通じて、信託の資産の一部をステーキングするプログラムを設立することを意図している。
申請書では、この決定には追加のリスクが伴うと指摘されている。ステーキング処理中は、「スラッシュ」ペナルティを含む損失リスクや流動性リスクが発生する可能性がある。さらに、ステーキング報酬は税務上の目的でファンドの所得とみなされるため、投資家は「信託からの分配なしに」課税対象となるイベントを経験することになる。
申請書では、ETFの予想手数料は明記されていない。フォークが発生した場合には、信託はファンドがどのチェーンをサポートするかを決定するという。
このETFには、他にも複数のリスクが伴う。申請書では、米国およびその他の地域の規制措置がファンドに悪影響を与える可能性があると指摘されている。
信託の終了要因として、SECが1940年法に基づいてファンドを投資会社と認定した場合、米国商品先物取引委員会が商品取引所法に基づいてファンドを商品プールと認定した場合、米国財務省金融犯罪執行ネットワークの規則に基づいてファンドがマネーサービス事業であると認定された場合などが挙げられている。
報道によると、SECはイーサリアム財団を調査しており、アナリストはこれがイーサ現物ETFの承認可能性に影響を与える可能性があると指摘している。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/fidelity-files-s-1-application-us-sec-spot-eth-eft-staking
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Source: Rippleリップル)仮想通貨情報局