ビットワイズの最高投資責任者マット・ホーガン氏は、仮想通貨市場において「資産効果」が発生しているため、高い評価額を持つ仮想通貨プロジェクトに対して懐疑的な姿勢を取るよう投資家に警告した。ホーガン氏は、トレーダーがビットコイン（BTC）の一部を他の仮想通貨投資に再配分しており、市場全体の価格上昇を引き起こしていると指摘した。

最近のX投稿で、ホーガン氏はビットコインの価格上昇が、投資家による利益の分散と、より疑問視される仮想通貨トークンへの投資を招き、それらに誤った正当性を与えている可能性があると説明した。「外に出る際は注意が必要だ。興奮した強気市場では、多くのひどいプロジェクトが資金を得ており、すでに狂った評価額で取引されている」。

実際ミームコインや人工知能（AI）テーマにした仮想通貨などが、過去1週間でBTCを上回るパフォーマンスを示している。

ホーガン氏は、自信を得た投資家が、より高いリターンを望んでリスクの高い投資に目を向けていると強調した。「仮想通貨のネイティブはビットコインでお金を稼ぎ、豊かに感じた後、より投機的な資産への投資を探し始める」と彼は指摘した。

これは、ビットコインが新たな歴史的高値を記録し、3月8日には7万184ドルに達した中でのことだ。

さらにホーガン氏は、ビットコインが「安値から数百パーセント成長した」に過ぎないとし、アルトコイン市場への関心はビットコインの成長率ではなく、むしろ総取引高によって駆り立てられていると指摘した。「アルトシーズンを触媒するのはビットコインのパーセンテージとしてのリターンではなく、資産効果の累積的な規模だ。そして2022年11月の安値以降、ビットコインの時価総額は1兆ドル増加した」。

一方、ビットコインの価格が以前に急騰した際には、増加率は高かったものの、生み出した富の量は比較的少なかったと説明する。「初期のサイクルでは、ビットコインの上昇によって生み出された富の量は、パーセンテージスケールでは大きかったものの、ドルスケールでは小さかった」。

参考資料：https://jp.cointelegraph.com/news/crypto-projects-trading-crazy-valuations-bitwise　

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Source: Rippleリップル）仮想通貨情報局