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1: コイン速報がお伝えします 2024/04/25(木) 12:31:06.06 ID:SI68S1EN0
都内に住む5年前に定年退職したAさん(現在65歳)は、退職金を2,000万円近く受け取りました。

銀行員の勧めるまま退職金を預ける
そのようななか、給与振り込みで利用している銀行の担当者から「Aさんは間もなく定年退職ではないでしょうか。おめでとうございます。老後の資金についていつでもご相談に乗りますよ」と連絡がありました。投資経験ゼロのAさんは、それなら一度話を聞いてみようと、銀行に出向いて説明を受けることにしました。

担当の男性は、話しやすい優しい口調の人で、これからの投資の必要性などをわかりやすく説明してくれました。しかも、話をすすめていくと、担当者はAさんと同郷だということもわかりました。親近感を感じ、会って1日で信用できると思ってしまったAさんは、退職金の運用をこの人に任せることに決めてしまいます。

しかし、当時の改正前のNISAは年間120万円までで、投資の上限も600万円だったので、銀行の担当者は、「増やしたいなら一刻も早く投資は始めたほうがいいですよ。税金はかかりますが、制限のない口座も作って投資しましょう!」との説得にAさんは納得し、課税口座も持つことにしました。

すっかり信用してしまったAさんは、退職金まるごととほかにも定期預金の500万円までもその銀行の担当者に言われるままにNISAによる投資を行い、その後、何度も買い増しや買い替えをしていくことになります。手数料の金額もよく把握できず、一部で成果が出たものもありましたが、新型コロナの時期には、評価額は約半分にまで落ちこんでしまいました。

――NISAで退職金が溶けるなんて……。

ショックを受けたAさんが銀行に電話をすると、担当者は別の会社に出向してしまった、とのことで、すでに連絡が取れない状況になってしまっていました。

「『資産所得倍増計画』にうまく乗せられたのかな? 『倍増』どころか『半減』ですよ。もとに戻すのに何年かかるかわかりません。そもそも戻るかどうか。このままでは老後破産するかもしれない……。不安で不安でもう生きていけないですよ。精神的にも参ってしまって、体調も崩してしまいました。こんなことなら定期預金に預けておいたほうがまだよかったですよ」と、Aさんは言います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e6ee6f1e1dd1d060b5b7993a93a8be71f1cc6d94?page=2


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